立正佼成会

日本有数の規模を誇る、在家の法華系教団

立正佼成会

教団名立正佼成会読みりっしょうこうせいかい
開祖庭野日敬 設立年1938年
現代表・教祖庭野日鑛 系統仏教
信者数 1,801,218人信仰対象久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊
経典法華三部経本部所在地東京都杉並区和田
キャッチフレーズ生かされ、生きるチカラ。

沿革

1938年(昭和13年)
立教
霊友会の信徒であった庭野日敬(にわの にっきょう)と長沼妙佼(ながぬま みょうこう)が、独立して「大日本立正佼成会」を設立。
当初は、長沼妙佼のシャーマニズム的な霊能(神のお告げや病気治癒)を中心とした活動で、悩みや病苦を持つ庶民層に急速に浸透する。
1948年(昭和23年)
「立正佼成会」に改称。
戦後の混乱期において、「法座(ほうざ)」と呼ばれる車座の集団カウンセリング形式の活動が支持され、会員数が爆発的に増加する。
1957年(昭和32年)
脇祖・長沼妙佼 死去
霊的指導者であった長沼の死後、庭野日敬は教団の近代化に着手。
霊能や現世利益中心の信仰から、教義(仏教・法華経)の研究と人格形成を重視する方向へ大きく舵を切る(「真実顕現」)。
1964年(昭和39年)
大聖堂(だいせいどう)落成
東京都杉並区和田に、教団のシンボルとなる巨大な「大聖堂」が完成。
この頃より、新日本宗教団体連合会(新宗連)の結成を主導し、他教団との協力体制を築く。
1970年(昭和45年)
世界宗教者平和会議(WCRP)開催
庭野日敬が宗教協力を提唱し、京都で第1回WCRPを開催。
以降、国連やバチカン(ローマ教皇庁)とも連携し、世界的な平和活動・軍縮活動に力を入れる「国際的な教団」としての地位を確立する。
1991年(平成3年)
第2代会長・庭野日鑛 就任
開祖・庭野日敬が退任し、長男の庭野日鑛(にちこう)が第2代会長に就任(法燈継承)。
開祖は1999年に死去。
2012年(平成24年)
「吹奏楽の甲子園」普門館の使用停止
長年、全日本吹奏楽コンクールの会場として「聖地」と呼ばれた教団施設「普門館」が、耐震強度の問題で使用停止に。
その後、2018年から解体工事が行われ、跡地は緑地化された。
2015年〜現在
政治的スタンスの明確化
安保関連法案に対し、教団として公式に反対を表明。
「宗教者は平和のために行動すべき」という信念に基づき、特定の政党(自民党など)との包括的な協力関係を見直し、是々非々の立場を鮮明にしている。
現在は、次代会長(開祖の孫)である庭野光祥(こうしょう)が共同代表として活動を牽引している。


特徴

「法座(ほうざ)」による集団カウンセリング
教団活動の核心は「法座」にある。
10人程度の信者が車座になり、互いに生活の悩みや失敗を告白し、幹部が教義に基づいてアドバイスを行う。
近代的な心理カウンセリングに近い機能を持ち、孤独や不安を抱える信者同士の強固なコミュニティ(サンガ)を形成している。

「開祖」と「脇祖」の役割分担
創立時は、組織運営と教理を担当する庭野日敬(開祖)と、神懸かり的な霊能で信者を惹きつける長沼妙佼(脇祖)の役割分担が明確だった。
長沼の死後はオカルト的な要素を排除し、理性的な仏教教団へと脱皮した稀有な例として知られる。

平和活動と「WCRP」
新宗教の中でも特に「宗教対話」に熱心である。
独善的な布教を避け、キリスト教やイスラム教など他宗教とも手を結んで世界平和を目指す「世界宗教者平和会議(WCRP)」の活動を主導している。この功績により、開祖は「宗教界のノーベル賞」と呼ばれるテンプルトン賞を受賞している。

創価学会との対比と「新宗連」
同じ法華経系の大教団である創価学会とはライバル関係にあり、運営方針も対照的である。
創価学会が独自の政党(公明党)を持つのに対し、立正佼成会は「新日本宗教団体連合会(新宗連)」を結成し、宗教の自由を守る立場から政治に関与する。
近年は、憲法改正や安保法制に対して「平和の党・公明党のブレーキ役が機能していない」として批判的な立場をとることもある。

口コミ・評判

  1. 匿名 より:

    吹奏楽の甲子園、普門館。憧れたなあ。
    この教団についてはほとんど何も知らないけど一度でいいから普門館で演奏してみたかったな。

    • [信者かどうか] - NO
  2. 匿名 煩悩の粒アンパンマン より:

    来るもの拒まず 去るもの追わず、
    法(宇宙の真理.法則)を拠り所とし、
    自(内なる仏の智慧)を拠り所とし。
    人身受け難し 今すでに受く
    (人として生まれ、人として生きる。
    この出会い、苦しみ悩みさえも幸せな事)
             :盲亀浮木の喩え

    悩み悲しみに寄り添い温厚な団体で
    キリスト教の讃美歌のような感じ。
    排他的や強制的、束縛も無い。

    • [信者かどうか] - NO