松緑神道大和山

青森県の山中に独自の世界観を持つ「大和山」を築いた神道教団

松緑神道大和山

教団名松緑神道大和山読みしょうろくしんとうやまとやま
開祖田澤清四郎(大和松風) 設立年1930年
現代表・教祖田澤清喜(大和松園) 系統神道
信者数 40,000人信仰対象大和山大神(八百万大神と親神の総称)
経典済度教典、等本部所在地青森県東津軽郡平内町
キャッチフレーズ一燈一信

沿革

1919年(大正8年)
教団の立教
青森県青森市の薪炭商であった田澤清四郎(たざわ せいしろう)が、山中での生活中に「九曜の星」の啓示を受けたとして立教。
法名を「大和松風(やまとまつかぜ)」と称し、当初は「大和山修身会」などの名称で、社会改良や精神修養を説いて活動を開始する。
1930年(昭和5年)
聖地「大和山」の開拓開始
青森県東津軽郡の山中(現在の本部所在地)を「神の鎮まる聖地」と定め、入山。
電気も水道もない原生林を、教祖と信者が手作業で切り拓く「開拓生活」が信仰の原点となる。
1952年(昭和27年)
宗教法人としての認証
戦後の宗教法人法制定に伴い、「松緑神道大和山」として包括宗教法人の認証を受ける。
教派神道の一派として独立した地位を確立し、東北地方を中心に北海道や関東へも教線を拡大する。
2003年(平成15年)
第三代教主の継承
第二代教主(田澤豊弘/大和松光)の死去に伴い、長男である田澤清喜(きよのぶ)が第三代教主「大和松園(やまとしょうえん)」を継承。
環境問題への取り組みや国際交流(WCRPなどの活動)を積極的に推進し、教団の近代化を図る。
2019年(令和元年)
立教100周年
立教100周年記念大祭を執行。
現在は過疎化が進む本部周辺(神集閣などの施設群)の維持管理と、伝統的な祭祀の継承に注力している。


特徴

「一燈一信」の教えと社会奉仕
「闇夜を照らす一つの燈(あかり)のように、社会の隅々を照らす」という「一燈一信(いっとういっしん)」をスローガンとしている。
山中での隠遁的な修行だけでなく、家庭や職場での実践を重視し、「一食を捧げる運動(ユニセフ支援など)」や地域の清掃活動など、地道な社会奉仕活動を行うことが信仰の証とされる。

聖地「大和山」での共同体的な祭祀
青森県平内町の山間部にある本部は「大和山(やまとやま)」と呼ばれ、独自の自治的なコミュニティを形成している。
広大な敷地内には神殿や学校(松風塾高等学校)、宿泊施設があり、信者は定期的に「お山」に帰参して、大祭や練成(修行)に参加する。

「奇蹟」よりも「生活の実践」
多くの新宗教が「病気治癒」などの奇跡を前面に出すのに対し、大和山は「衣食住の慎み」や「感謝の生活」を説く倫理的な側面が強い。
質素倹約や、自然の恵みに感謝する姿勢が強調され、東北地方の実直な地域性と親和性が高い教風を持つ。

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